中韓向け越境EC支援、GMO系、配送・広告を代行(2018/11/02)

 GMOインターネットの子会社で電子商取引(EC)サイト構築システムを手がけるGMOメイクショップ(東京・渋谷)は1日、日本企業の中国や韓国向けの越境ECを支援するサービスを始めると発表した。越境EC市場が拡大する中で、マーケティングや物流面のノウハウを持たない企業を支援する。3年後をめどに、同分野での流通額100億円を目指す。

 越境EC支援サービスは、韓国のEC支援会社、コリアセンター(ソウル)と組み、2019年1月から提供する。コリアセンターが韓国で6年前から運営している、多言語や現地決済に対応したECプラットフォームを基に開発した。

 海外配送もコリアセンターのシステムを使う。企業がECサイトを開設すると、日本の拠点へ一度荷物を集めてから海外の個人へ送る配送代行サービスを使えるようにする。他にもサイト分析や広告運用など、ECに関わる業務を一貫して担う。

 GMOメイクショップは04年にコリアセンターの子会社として設立。05年にGMOインターネットが買収し、17年の流通額は1480億円まで伸びた。アパレルを中心に2万2000店が利用している。日本国内の消費が頭打ちになることから海外の需要を取り込みたいと考える出店企業は多いという。新サービスでさらに利便性を高める。EC上の売り上げの30~40%をGMOメイクショップが手数料として徴収する。

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