GMOインターネットの年収と福利厚生

・GMOインターネットの年収事例


一般社員(25歳) 320万円
一般社員(30歳) 400万円
管理職(30~40歳) 650万円 
役員クラス 1000万円以上

GMOの給与は一般社員と管理職以上でかなり格差があるのが特徴で、一般社員は世間のサラリーマンや公務員の平均年収と比べても低いです。四半期毎にパフォーマンスを測定される評価制度があり、その結果が給与に反映されることになっていますが、高い評価だったとしても反映される金額は微々たるものとなっています。逆に、評価を下げてしまうと給料はかなり下がるため、それが高い評価を得るためのインセンティブになっています。営業部の場合は個人だけではなく、所属するチームの売上も総合して給与が決まる制度になっています。


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・手薄い福利厚生

残業代はみなし残業として給与に含まれているため、何時間残業したとしても変動がありません。手当がほどんど存在せず、支給されるのは通勤手当ぐらいです。福利厚生として従業員持株会、スポーツクラブ・英会話・イベント等の補助金制度はありますが、可処分所得に直結するようなものは存在せず、若い社員にとって一番欲しい家賃補助も出ません。社宅や独身寮もありません。申請すれば給与の一部をビットコイン(Bitcoin)で受け取れるようになっていますが、利用している社員は少数です。20代の社員は手取りが16万円~18万円程度ですので、特に東京で生きていくには生活が苦しい収入です

・ボーナスは2ヶ月

年間賞与(ボーナス)は2カ月で、多くの社員の年収は400万円±50万円のレンジとなっています。東証上場一部企業としては、おそらくトップクラスの賞与の低さで、給与面において不満をもっている社員は多いです。頑張って定年まで勤め上げたとしても、生涯賃金は低いでしょう。「給料ガラス張り」と称して、社内イントラのポータルに役員、スタッフ全ての等級や報酬・給料が毎年アップされていますが、年収を1000万円以上をもらっているのは役員クラスのみ。一般社員と役員との給与格差は極めて大きく、多くの社員はそれを見てモチベーションダウンをしていました。

・実力主義の昇進制度

昇進に関しては、徹底した実力主義であり、できる人ほど出世が早く、年代としては30代半ばから40代にかけて管理職が多くなっています。会社全体の給与水準が高いとは言えないため、30歳を過ぎて役職につけないと、金銭的な収入の見通しは厳しくなっていきます。管理職が全体的に若いため、ポストがなかなか空かず、出世に意欲的な若い社員も毎年大量に入ってきます。今後、相当努力してもGMOで管理職に付くのは難しいのではないでしょうか。

・世界一の社員食堂「GMO Yours」

社員食堂や託児所の他、マッサージ、読書スペース、お昼寝スペースなど、「世界一の社員食堂」を自負するだけあって、オフィス内の福利厚生は充実しています。また、社内にカフェがあり、コーヒー・パンなどが無料。ただし、社員食堂の「昼ごはんは無料」制度は、予約制で毎月数枚配布されるチケット3枚券をもらって、3回だけ無料になる制度となっています。毎日無料でご飯が食べられると勘違いして入社してくる社員は多いですが、会社もそんな余裕はないということなのでしょう。社員食堂は金曜日の夜にはバーになったり、ユニークな活用が行われています。

・本社はセルリアンタワー

GMOの本社の場所は渋谷のセルリアンタワー。とても綺麗な立地も最高のオフィスビルであり、このビルで働くステータスは高いと思います。完全建物内禁煙なので、喫煙しない人には非常に快適なオフィス環境となっています。逆にタバコを吸わないと生きていけないような人にはつらいかもしれません。総合受付や面接で通されるフロアはドラマに出てくるオフィスのようで開放感があり、圧倒されることは間違いありません。